三分一(さんぶいち)立方体
(「本格折り紙√2」より 前川淳:創作)
創作者 | 前川淳 |
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出典 | 「本格折り紙√2 」 |
難易度 | ★★★★★★☆☆(難易度についてはこちら) |
使用した紙 | A4のコピー用紙 |
体積が立方体の三分の一になっている立体なので、三分一(さんぶいち)立方体という作品名になっています。
円錐や角錐などの体積の公式は、底面積×高さ÷3だとこの折り紙本に書いてありました。
私はもうすっかり記憶の彼方になっていますが(^^;
出来上がった立体を触ってみると、5つの面に囲まれて閉じられた四角錐が下にひとつ、逆立ちしたものが上にひとつありました。
ピラミッドのような立体で、底面が立方体の面の正方形、高さが立方体の半分になっています。
その四角錐二つの体積を足すと、元の立方体の三分の一になります。
今回も立体化するときにけっこう悩みました。
台形の部分が上に来るようにするために、はじめに思っていたよりもだいぶぎゅっと内側に引き寄せました。(工程16~17)
上から見ると、このように隙間なくかっちりかみ合って、四角錐の面を形作るようになります。
横の三角形がどうも飛び出て余るような気がしていたのですが、しばらく悩んでから立方体の面になって収まることが分かりました。
このタイプの折り紙は、立体パズルだと思って楽しむようにしています。(^^;