七面鳥
(「本格折り紙~入門から上級まで」より 前川淳:創作)
創作者 | 前川淳 |
---|---|
出典 | 「本格折り紙~入門から上級まで」 |
難易度 | ★★★★★★★☆(難易度についてはこちら) |
使用した紙 | 普通の折り紙 24センチ角の折り紙 |
前から見たところ。
折り図に従って折ると、尾羽の折りの繰り返しが3回のものが出来上がります。
口絵の写真は5回のものが載っていたので、無謀にも挑戦してみました。
使用した紙 35センチ角の折り紙
大きい紙で折りましたが、先端がヨレヨレでいまいちな出来になってしまいました。
口絵の作品は30cmカラペ使用と記載があったので、紙の種類から工夫しないとこれ以上きれいに仕上げるのは難しいようです。
前から見たところ。
この本の作品にはそれぞれテーマが設定されています。
今回のテーマは「自己相似」です。
尾羽の部分の拡大写真を載せてみました。
Vの字形の同じ形が半分の長さになりながら繰り返されています。
紙の厚さなどの制約がなければ無限に繰り返すことができます。
大きいスケールで見ても小さいスケールで見ても同じ形が現れる「自己相似」は、
フラクタル幾何学という分野の重要な概念だそうです。
なにやら無機質で難しそうな印象ですが、フラクタルの構造は自然界にも現れています。
例えば、木の枝や血管の枝分かれ、海岸線の形などが当てはまります。
一番見事な形で現れているのが、新顔野菜「カリフラワー・ロマネスコ」です。
拡大してみると
とんがった形の中に、さらに小さいとんがった形が並んでいます。
実際食べてみると、ブロッコリーとカリフラワーを足して2で割ったようなお味です。
折り方が載っている本
amazon
本格折り紙―入門から上級まで
楽天
本格折り紙ー入門から上級まで